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原作ver 須田チョウの髪って柔らかそうですね。 呟いた黒木が、優しく髪を撫でてきて、須田は一瞬戸惑った。だがその手つきと同じくらい優しい表情の黒木に気づいて、須田は黙ってされるがままになる。 「… 楽しい?」 「楽しいと云うか、予想以上に触り心地が良くて気持ちいいです」 「そうかな… よく絡まるし、湿気多いとハネるし、たまに寝癖なんだか判らないし…」 「そうなんですか。でもふわふわしてて、柔らかい感じがします。実際その通りですし」 「… そうなの?」 「はい。自分は好きです」 「… そっか」 尚も優しく髪を撫でる黒木と、その言葉に、須田は自分の認識をもう一度改め直そうかと思い始めた。 ********** (たまに不可思議な頼みをするのに、徐々に免疫がつきそうな自分がいる。それに厭か。と問われたら、自分はきっと首を横に振る) ―――――――――――――――――――――――――――――― ドラマver 黒木の髪ってなんか柔らかそう。 ぽやん・と呟いた須田が手を伸ばして髪に触れる。突然の行動に黒木は二の句も継げず硬直した。いつものノリで出る筈のボケやツッコミの類が今回は完璧に粉砕されてしまった。 なんだこれなんなんだこれはいったいどういうことだ。 「… 楽しいですか」 「楽しいってか、自分とは全然違うカンジがして面白い」 「そう、ですか。そんなに違いますか」 「うん。俺のってなんか硬いし、短いし、全然手触り違う」 「… そうですか」 「なんか気持ちいいなー。柔らかいからかな。なんかすき」 「……… 有難う御座居ます」 不器用に撫でる手と、馬鹿みたいに単純に言葉を発する須田に、黒木は軽く眩暈がした。 ********** (たまに無自覚な行動に出る彼に、徐々に免疫がつきそうな自分がいる。それに厭か。と問われたら、自分はきっと途方に暮れる) ―――――――――――――――――――――――――――――― *拍手ログ 黒→須。 随分長い間御礼として降臨していた挙句、ログとしてのupすらも忘れていた拍手御礼文です。 個人的にかなりお気に入りだと云うのに…。 原作にしろドラマにしろ、触る側が無意識なのがいいんだろうなあと客観的に分析してました。そしてちょっと間を空けて、「なにしてたんだ自分…」ってなってくれると更にいいんですよね。妄想。 皆様拍手有難う御座居ました! 2011.05.31 戻 |